魂の七番勝負 第七局を見てみる

解説は近藤誠也五段の兄弟子である松尾歩八段と、木村九段の弟子である高野四段。

近藤五段、27手目 56飛の場面。ソフトによると互角の局面で、角と飛車が53を狙っている状況。高野四段は62金、42金で53に利きを足す手を解説。ソフトの推奨は62歩で角の利きを止める手。ところが、木村九段は54飛と回る手を指す。これには、高野四段も「同歩53飛にどうするのか」と驚く。
ソフトの評価値は木村九段から見て−470と一気に悪化。ただ、高野四段の読み筋は読んでいないようだ。意外にも、53飛とされても評価はあまり下がっていない。41玉であまり響かない模様(評価値−428)。ソフトの推奨手は56歩、14歩打、39金など。

近藤五段は36歩。こちらもソフトの評価は近藤五段から見て+410と少し悪化。推奨手は16歩、95歩。

ここで佐藤康光会長が登場。53飛打、41金、54飛成は、89飛打とされて99香、28桂が受からないとのこと。なるほどー。

木村九段は95歩。評価値は少し戻して−340。ソフト推奨は39金、79金、56歩。
近藤五段は53手目 同歩。ここで評価が逆転。近藤五段から見て−116。
ここは少し疑問手だった模様。95の歩を取ることで、98歩からの攻めを呼び込んでしまった面もある。


ただ、その後、63手目の▲11飛打から龍を作った局面では、再びリード。
66手目31歩打の場面では、評価値は+327だった。
ここでソフトの推奨手は24歩打だったが、▲35歩。評価値が一気に−565に振れた。ここからは先手プラスに振れることはなかった。

98手目、63玉に近藤五段が投了。木村玉を寄せきる手順が見つからず、自玉は相手に渡してしまった飛車との挟撃があるため望みなし、という形でした(評価値は−6096)。
投了図以下は▲41角打、△52銀打、▲53桂成。
△74玉、▲52角成、△同金。
▲75歩、△同玉、▲86金打。ここで84玉と74玉がかなりの接戦。84玉の方が優勢か。
△84玉、▲38玉、△59角成、▲96桂打。ここで15手詰が生じる。
△83玉、▲74銀打、△同玉、▲85金、△同玉、▲76歩、△同玉、▲27玉、△45角打、▲28玉、△58飛打、▲3八金、△2七銀打、▲2九玉、△3八飛成まで。
▲96桂打に代えて▲75銀打は△同玉、▲84銀、△同玉、▲75金、△同玉、▲68桂、△67玉、▲52成香、△39飛打、▲27玉、△37飛成、▲18玉、△28金打まで。