醜悪なことこの上ないトビイロウンカのような人々

いやー、今の日本人女性(の一部)は、「慎ましい」とか「淑やか」なんて表現とは対極の位置にいますね。いつの間にこんなに下卑た生き物になってしまったんでしょうか。

イギリスで大人気の高級ブランドのエコバッグが東京で先行発売 客が殺到し騒動に

イギリスで大人気となっている高級ブランドのエコバッグが14日、東京で先行発売された。ところが、未明から女性客が殺到し、購入できない人が続出した。
東京・銀座の店では、開店1時間前に長蛇の列ができ、警察が駆けつける騒ぎにまでなった。
殺到した女性たちのお目当ては、アニヤ・ハインドマーチ製のエコバッグ。
夜明け前に整理券が配られたが、手に入らなかった客が店に詰め寄った。
客は「どうにか解散させてくれる!?わたしたちもういたくないのよ、ここに!」と怒り心頭の様子だった。
一方、新宿のデパートでも「ちょっとちょっと逃げないでくださいよ、ちゃんと誠意を見せてください!」といった声が聞かれた。
さらに、7月6日に発売された台湾でも、店に客が殺倒した。
世界中で爆発的人気のこのエコバッグ、女性たちの熱い視線は収まりそうにない。

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00114314.html

いやー、凄いですね。
ヤフオクを覗いてみると、世界200個限定(らしい)ラベンダーは136,000円と150,000円で落札されてまして、その他の色も50,000円以上(〜61,000円)で落札されたものが13件、30,000円以上で落札されたものが約100件、20,000円以上で落札されたものが約300件という盛況ぶり。
元値たったの2,000円なのに。(税込2,100円)
まぁ別にそんなことは良いんですけどね。限られた商品に対して欲しい人がたくさん居れば価格が吊りあがるのは資本主義社会じゃ当然のことです。
資本に恵まれてない人は転売という形でこの商品を利用して、糊口を凌いだりもできる訳で。そこらへんは素晴らしき哉!と言えなくもないんですけど。

それにしても、売り切れで買えないっていうのに店の前で勝手に屯した上で「どうにか解散させてくれる!?わたしたちもういたくないのよ、ここに!」とか激昂しちゃう人はもう、どうにも処理できない困った物体に成り下がっている訳で、店の人の心中は察するに余りあるというか……。
「ちょっとちょっと逃げないでくださいよ、ちゃんと誠意を見せてください!」……えーと?羽賀研二が逮捕されたもんだから、タイムリーなギャグでも披露されているのかと思いきや、マジメにキレてらっしゃるようです。担当者にどんな不備があったか知りませんが、「誠意」って……総ヤクザ化現象ですか……もしくは競輪や競艇で暴動寸前まで行って一人一律2万円を受け取った事件の模様犯ですか?
ま、彼女らに言わせれば、せめてそのブランドのアメニティグッズとか買い物10%割引券くらい出しなさいよ!ってなモンなんでしょうが、そういうのは店側から自発的に申し訳ない、と出すものであって、脅して奪うもんじゃないような気がしますが。

終戦直後の「母は強し」とかとはまったく異質の、下品な「強さ」が標準装備となりつつあるんでしょうか。BtoCの商売は大変だ……。

あ、そうそう。バッグの商品映像が上記フジTVの動画にもありますが、白地に黒い字で「I'm NOT A Plastic bag」とか書いてあるどこがオシャレなんだかさっぱり分からないようなシロモノですね。こんなん提げて街に出ちゃう女の人の心理が、さっぱり分かりません。
ニュースになる前なら何てことはないんでしょうけど、このニュースを見ちゃった後だと、「夜明け前から必死に並んで争奪戦の上で手に入れたか、ヤフオクとかで数万も出してまで買ったなんだかエコという商品コンセプトにはエラく不似合いな下手糞な文字のかかれたちょっと丈夫な袋」にしか見えませんね。しばらく封印しておいて、ほとぼりが冷めた頃に使い始めた方がいいような気もします。