メガマック

 新しい物好きにして人生にイベントがなくて無理くりイベントを作らないと退屈で死んじゃう病の須田なので、近所のマックに買いに行ってきました。
 マックって、あんまり行ったことなくて、その上 徹夜麻雀明けくらいにしか行かなくて「すいません、ビックマックセット……」って言うたびに「申し訳ありませんが、10時30分まではこちらのモーニングメニューからお選びください」って言われて、「あ〜……う〜……」と幼児退行を繰り返すというバツの悪い思い出しかないのですが、モーニングメニューってやってないお店があって、そのお店では開店から閉店までバッチリHeavy級のメニューを注文できるって33年5ヶ月と7日生きてきた日曜の朝に初めて知った。得した。
 そんな訳で、ワンピースが始まる09:30の1時間前に家を出て、I君宛ての年賀状を投函しつつ品川郵便局でみずほ銀行からの郵便物を受け取り、家から一番近いマックに向かいました。
 すると、浅尾美和に残念ながら井川慶がちょっと混じってしまった、それでも天使のように可愛い女子中学生だか高校生だかが2人組がマックに入っていき、ちょっと怯んだ。部活の恰好(つまりジャージ)をしていたので、これから部活なんでしょうな。
 店舗に入るとその女子2人組はまだ店の壁にあるメニューで何にしようか決めていたので、レジの女子の方に俺は向かっていった。女子2人組に遠慮してモジモジしてるとなんか警察に通報されそうだったので。
「すいません、メガマックスペシャルセット2つ……」
 うう、なんか言いづらい。店内の空気を最悪な形で「やっぱりな」という風にする汚い中年小デブにはなりたくないと常々思っているのですが、最近になって何か吹っ切ってはいけないものを吹っ切り、超越的な存在になった俺は、自虐的に高らかに宣言した。
 そんな訳で、1,470円払って巨大なバーガーらしいものと芋っぽいものとナゲットっぽいものと飲み物を買ってきたんですが、まぁCMでやってるほどでかくない。確かにぺちゃっと潰れたただのハンバーガーに比べると背は高いんだけど、「メガ」って語感からすると完全な肩透かし。EverQuestという3D RPGで画面に入りきらない巨人と闘った後に、ゴブリンが微妙に大きくなったホブゴブリンを発見したような気分になった。
 あと、なんか食べ辛い。ビッグマックは大口開けるとカブリ付けましたが、メガマックはなんか「逆くの字型」にバーガーを変形させて食って行かないと上手く食べられない。どっちかというと、真中のバンスを2つにして、バンス−肉−肉−バンス|バンス−肉−肉−バンスという構成にしてくれたら、2つに分かれて食べやすいと思ったが、それじゃ本末転倒ですね。(^^;
 で、どっかのレビューで「1つでお腹いっぱいになる」と書いてあったメガマックですが、それをスペシャルセットにして、しかも2つ余裕で食えちゃったんですけど、どうしたもんですかねぇ〜?、と思いつつ、デブの教科書通りに牛になるべく昼寝に移行したのでした。