アイフル業務停止。

業務停止命令が出ましたね。5月8日から、3〜25日の業務停止。
もっとも期間の長い25日間の業務停止は約1,900店舗のうち3店舗、次いで長い20日間の業務停止が2店舗で、残りは全部3日間の業務停止です。
つまり、基本的にアイフルが業務停止するのは5月8日(月)・9日(火)・10日(水)の3日間だけであり、直接的な営業収益に与える影響は大したことはないんだな、というのが率直な印象です。むしろイメージダウンによる間接的な長期に亘る業績の悪化の方がダメージでかそうです。
今回の件に関して、「借りる方が悪い」なんて話も出てますが、法律を守ってなかったアイフルが悪いだけの話であり、最終的には「金貸しもそんなにオイシイ業種じゃないなぁ」という感じで減収減益、という着地点に落ち着くのがいいんじゃないかな、と思います。
だって、借りる方が生命の危険を感じるような取りたては、社会的に許されるものではないでしょうし、そうなると回収率も下がるのは自明の理、ということになりそうじゃないですか。「命まで取られる訳じゃないし、そういう取り立てをすると業務停止になる」ということが一般人(将来の消費者金融業の客を含む)に浸透することが一番の影響なんじゃないでしょうか。
でも、そのくらいでちょうどいいんじゃないかと。日本のトップ資産者のほとんどが消費者金融会社の会長、しかもその額5,000億〜1兆円というのはやっぱり異常ですよ。業種の偏りというか。