高崎競馬場廃止。

寂しいけれど、仕方がないのかな。時代の趨勢というか。経営努力が足りなかったとか、色々言われるだろうけど。普通の商売と違って、業態転換とかも出来ませんしね。
1.そもそも生活剰余金が少なくなってきている。
なんだかんだ言っても、競馬などのギャンブルの軍資金は生活剰余金がメイン。収入が減っている現状では、生活するだけで精一杯という人も少なくない。
2.株に流れている。
オンライントレードが身近になり、個人投資家が急増している。手数料もかなり安くなり、旧態依然とした控除率(約25%)の競馬は「勝てないギャンブル」というイメージがより強くなっている。また、オール・オア・ナッシングの競馬よりも、漸増・漸減の値動きや、キャピタルゲインなどで「破滅」が目先にない株の方が安心感がある。かく言うボクがこのパターンだったりする……(^^;
3.新しいファン層(若年層)が育たない。
地方競馬は特に、若年層にアピールできるチャネルを持たない。遊びに行く場所なら他にもあるし、お金を使うなら他に使い道もいくらでもある。

こう考えると、誰がどうこうできるものではない、と感じざるを得ない。ライブドアが参入したからと言って、正直どうなるものでもない。ネットで馬券を買えるようになっても、肝心の競馬番組自体に惹きつけるものがあまりない。無理矢理キャッチフレーズをつけて、動きをつけて、騎手や馬をフィーチャーして、ついでにアングルをつけたところで焼け石に水でしょう。そういう意味では、高知や笠松がどういう道を辿るのか、非常に興味があります。ま、ライブドアはオンラインギャンブルという道筋を付けるのに地方競馬をダシにしたいだけらしい、という噂もありますが……。